日蓮正宗の破壊活動 – 第2回
文化・芸術作品を破壊
日顕法主は先師の業績をことごとく消し去ろうとするのか、「六壺」「大化城」と破壊し、平成7年には「大客殿」の打ちこわしを命じました。大客殿は、完成した昭和三十九年度の日本建築学会賞、さらに翌年、建築業協会賞に輝いている誇るべき建造物でした。しかも、大客殿の壁面には見るも勇壮な気持ちになる陶壁「鳳鳳」が飾られていました。高さ三メートル、幅十二メートルの大作です。これは日本画壇の最高峰・加山又造氏が下絵を描き、陶芸家・加藤唐九郎氏が制作したという現代日本を代表する芸術家の合作だったのです。この陶壁は単に大石寺の所有物でなく、日本が世界に誇る文化財でもありました。
日顕法主は先師の業績をことごとく消し去ろうとするのか、「六壺」「大化城」と破壊し、平成7年には「大客殿」の打ちこわしを命じました。大客殿は、完成した昭和三十九年度の日本建築学会賞、さらに翌年、建築業協会賞に輝いている誇るべき建造物でした。しかも、大客殿の壁面には見るも勇壮な気持ちになる陶壁「鳳鳳」が飾られていました。高さ三メートル、幅十二メートルの大作です。これは日本画壇の最高峰・加山又造氏が下絵を描き、陶芸家・加藤唐九郎氏が制作したという現代日本を代表する芸術家の合作だったのです。この陶壁は単に大石寺の所有物でなく、日本が世界に誇る文化財でもありました。
当然、宗内外からは建物はもとより、この文化財を守る声が巻き起こりました。
しかし日顕法主は、こうした声には一切、耳を貸さず、無残にも陶壁「鳳鳳」もろとも破壊したのです。
この芸術作品を守る気などさらさらなかったようです。これほどの作品は本来、当然、後で復元できるように時間をかけ、専門業者によって丁寧に外させるといいます。しかし日顕法主はそれを躯体と同じ解体業者に任せたのです。その結果、陶板の境目に直接、バールがこじ入れられ、「鳳凰」は乱暴にバラされてしまいました。
しかも日顕法主は、このバラバラになった陶板を、奉安殿の軒下に二年以上も雨ざらしにし、その後、大坊裏の林の中に移した時も、ビニールシートをかぶせただけで放置したのです。
そして内外の批判を受けるや、大あわてで組み立て直し“復元”と称したのです。しかし、その実態たるや、破損部分にペンキを塗ってごまかすという、あまりのデタラメぶり。
まさに文化・芸術への冒とくです。芸術作品の価値を全く理解できず破壊を繰り返す日顕法主に、多くの識者から抗議の声があがっています。