新・改革通信 NO.63 (2006.12.12) 日顕宗相承から一年。乗っ取り屋・日顕の尻拭いをさせられる早瀬日如。無能な八木・信彰コンビが早瀬の首を絞める

 今、社会でも「乗っ取り屋」と呼ばれる者たちが企業を乗っ取り、大きな社会問題になっているが、日顕が自己申告で法主の地位を盗み、宗門を乗っ取ってすでに二十七年が過ぎた。そして、早瀬日如がその「乗っ取り屋」の相承を受けて、今日で満一年になる。
 すでに宗門は日顕の時代に「C作戦」の失敗でボロボロになり、会社で言えば、倒産同然の状態である。二百を超える末寺が本山の援助がなければ、生活が成り立たず、とうとう北海道の道宣寺のように信徒がゼロで廃寺になる寺まで出現した。御講の参加者が十人以下という廃寺予備軍が徐々に増えている。
 早瀬は莫大な負債を抱えた会社を押し付けられたようなもので、日顕の尻拭いをさせられている。しかも、日顕の一番弟子の八木が総監で、日顕の息子の信彰が庶務部長だから、早瀬は身動きが取れない。それどころか、この八木と信彰の劣悪コンビが負債を増やして早瀬の首を絞めている。
 たとえば、宗門は六十箇寺を”御荷物寺院”に指定して、日顕直属の八木と信彰が連合会の幹部を引き連れて僧俗指導会を行い、粛清を図っている。ところが、この指導会が裏目に出ているのだ。住職たちは、信徒の面前で八木と信彰からカマされて面子を潰され、さらに住職と法華講幹部が講中の問題の責任をなすりつけあって喧嘩するという修羅場になっている。その結果、永栄正暢と中村道史のように住職を辞任する者が出るという最悪の状態に陥っている。
 
 もちろん、早瀬も黙ってはいない。早瀬は主任理事に佐藤慈暢、海外部長に漆畑行雄を任命した。この早瀬ファミリーの二人が早瀬の路線を確立するために動いている。
 早瀬が早速、手をつけたのが海外寺院への援助の見直しである。日顕の時代には毎年、アメリカに多大な援助金を送っていたが、それを中止した。
 日顕は自分の見栄のために援助金を送って、さもアメリカの末寺が発展しているかのように見せかけてきたが、早瀬はそんな日顕の道楽に付き合うつもりはないようだ。”シアトル裁判は宗門の敗北だ”と言って憚らない早瀬が今後、どう動くか。
 広宣流布の団体・創価学会を破門した宗門にはもう信心の血脈はない。「法師の皮を著たる畜生」「畜生は残害とて互に殺しあふ」「狗犬の僧」との金言通り、乗っ取り屋同士の権力争いが本格化するだけだ。(編集部)

前へ<< >>次へ

>>新・改革通信 目次へ
>>トップページへ