新・改革通信 NO.70 (2007.06.18) 日顕宗は日顕の「コンプレックス」の産物(2)

池田名誉会長を超えるために「正本堂」を破壊した日顕
日顕の池田名誉会長に対する嫉妬は実に根深いものである。それが「正本堂破壊」という形で現れた。
日顕には、「正本堂」が、池田名誉会長の力の大きさを象徴しているものにしか見えなかったのであろう。屈折した感情に支配された日顕には、日達法主が示された「本門戒壇の大御本尊安置のところはすなわち事の戒壇である」という甚深の意義や”信徒の供養の結晶”という誠意はまったく関係ないものであったに違いない。
すなわち、日顕にとっては、「正本堂を破壊する」ことが、池田名誉会長を超えることだったということである。”俺にはこれだけの力がある”と見せ付けるための、実に子供染みた行為であるが、それが日顕にできる唯一のことだったと言えよう。


宗門は日顕の怨念を晴らすための道具
前号でも述べた通り、日顕宗は日顕の異様なコンプレックスから生まれた。それがゆえに、組織の形態から折伏の方法、すべてのことが、池田名誉会長と創価学会に対する怨念に結びついている。
すなわち、今の宗門は、そのコンプレックスから逃れるために折伏をし、組織を運営していることになる。常に、”創価学会よりも自分たちが上”ということを示すことが目的になっている。
この心理は実に恐ろしい。なぜなら、日顕のコンプレックスが、宗門を広宣流布とは全く無縁な方向に向かわせているからだ。


ミニ日顕を生み出すだけの宗門の体質
日顕の嫉妬と怨念という「業」から生み出された宗門から生まれる僧侶は、その日顕と同じ業を持ち、常に”信徒を支配したい”という欲望に駆られている。
彼らは信徒を道具のようにみなし、横暴な言動で信徒に接する。もし、表面を丁寧に取り繕っても、内心では信徒を見下げているから、やがてボロが出る。
今、横暴な宗門の住職によって虐げられている信徒が、日本の各地で怨嗟の声を上げている。「信徒に接する態度が横柄」「たくさん供養した者しか大事にしない」「住職の女房がえばっている」等々、住職と女房に対して、信徒の不満の声が蔓延しているのだ。
ある葬儀社の人も、「坊主の中で、日蓮正宗の坊主が一番、偉そうだ。一体、何様のつもりなのか」と言っている。
中には、一見、人柄が良いとされる住職もいるが、それでもそういう住職が「僧侶と信徒は同等」などとは思っているわけではない。自分の評判を上げるため、ひいては供養を上手に出させるためにサービスしているに過ぎない。
その証拠に、信徒が少しでもその住職を批判したり、あたかも普通の友達のように、対等に話をしたりすれば、その途端に本性をむき出しにして、「信徒の分際で」と言い出す。


「人間を軽賎する」ことこそ、「一凶」
彼ら、日顕宗の僧侶たちにとっては、「僧俗差別」は一度も疑ったことのない当たり前のものである。だから、彼らが自分たちよりも「低い立場」の信徒の幸福を考えるという発想が出てこない。
「奴隷制度」を思い出してほしい。奴隷制度が成り立っていた時代に、主人が奴隷の幸福を考えるだろうか。彼ら「主人」にとっては、奴隷は「主人」につかえるのが仕事であり、彼らの生活は存在していないも同じだ。
日顕の世界にあっては、この「奴隷制度」と同じことが起こっている。信徒は僧侶につかえるのが仕事、僧侶を支えるための存在にすぎない。
このことは「僭聖増上慢」を説いた法華経の「勧持品」の一文、
「或は阿練若に 納衣にして空閑に在って 自ら真の道を行ずと謂いて 人間を軽賎する者有らん利養に貪著するが故に 白衣の与めに法を説いて」
この表現がそのまま、日顕、日如の振る舞いにあてはまる。
この「人間を軽賎する」ことこそ、人権を侵害し、民衆の自立を奪う、倒すべき「一凶」なのである。


創価学会に「報恩感謝」しない限り、
宗門はコンプレックスから逃れられない
宗門が、”嫉妬と怨念の連鎖”という日顕のコンプレックスから逃れる方法は一つしかない。それは、彼らが池田名誉会長と創価学会に「報恩感謝」することである。それができて、初めて、彼らはコンプレックスを乗り越え、自立した信仰を始めることができる。
提婆達多が地獄に堕ちて救われたのは、苦しんだあげくに、自分の慢心を悔いて、釈尊の偉大さを受けいれたからである。
世界広宣流布を成し遂げた池田名誉会長と創価学会の偉大さを受けいれないから、コンプレックスが生じるのである。

彼らが創価学会に「報恩感謝」できないうちは、末寺や本山の建物を含め、かつて創価学会がした供養に、全面的に依存している宗門が、自ら依存している創価学会を批判しているという矛盾から逃れられない。それこそ「頭破作七分」の行為である。宗門がそんなことを続ければ、歪んだ人格の僧侶が生み出されるだけであろう。(続く)

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