新改革通信 特集「C作戦」検証(5) 令和8年3月13日 学会への言いがかり、「お尋ね」文書で墓穴を掘った日顕
新改革通信 特集「C作戦」検証(5)
発行:青年僧侶改革同盟
令和8年3月13日
そして翌日の12月13日、創価学会との「連絡協議会」で宗門は、学会に「お尋ね」文書を渡そうとした。しかし、創価学会側は、「改竄されたテープであったり、不確かなものであった場合、総監の重大な責任問題になる」と指摘し、話し合いによる解決を要望した。宗門側は、仕方なく、同文書を引っ込めた。
しかし3日後の12月16日、宗門はその「お尋ね」文書を一方的に創価学会に送付する。日顕は「お尋ね」文書に対して、創価学会側が謝罪してくるものと思いこんでいたのであろう。だから、強気で「お尋ね」文書を表に出し、学会批判をやめなかったのだ。
●日顕の誤算。「宗規改正による資格喪失」という苦肉の策
ところが、12月23日、創価学会より宗門に「お伺い」文書が送付された。内容は、宗門の権威主義的体質を9項目にわたって指摘し、話し合いによる解決を要望したものであった。
この創価学会からの「お伺い」文書によって、日顕の「C作戦」実行の計算が狂ったに違いない。日顕は「お尋ね」文書で創価学会に謝罪させ、池田名誉会長の法華講総講頭罷免を断行するつもりだったのだろうが、それが不可能になった。
いずれにしても日顕は池田名誉会長の法華講総講頭をやめさせることを決めていたに違いない。しかし、問題は池田名誉会長の総講頭の地位を罷免する確たる証拠がないことだった。ゆえに「宗規改正による資格喪失」という苦肉の策となったのだ。
平成3年1月6日に本山で行なわれた教師指導会で日顕は、学会が宗門からの「お尋ね」に対する回答をせずに9項目の質問をしてきたことに触れ、
「このような形は、全く反省の色もなければ、誠意もないという上から、かねての懸案の法華講本部役員の問題に関する『宗規』の改正にも踏み切ったのであります」
と述べ、「宗規改正による資格喪失」は明らかに学会に対する制裁であると述べている。
●宗門がテープの〃改ざん〃認める
宗門が入手した池田名誉会長のスピーチのテープの反訳をもとに作成された「お尋ね」文書のなかには、名誉会長の話を意図的に改ざんした箇所が含まれていた。学会は平成3年1月1日付で「お尋ね」文書に対する回答として、スピーチの反訳の間違いを指摘する文書を宗門に送付。その結果、宗門は1月12日に謝罪と撤回を余儀なくされた。
以下、宗門がテープの反訳の間違いを認めた文書とその主な箇所である。
(宗門からの返答)
宗務院として、この回答(「『お尋ね』に対する回答」)を一読し、改めて池田名誉会長のスピーチを聞き直しましたところ、確かに当方のテープの反訳に、下記のとおり相違がありました。
(宗門側の反訳)
「工夫して折伏するのがないでしょう、ね。日蓮正宗で、いなかったんですよ」
(実際のスピーチ)
「工夫して折伏する以外ないでしょう。ね、日淳上人が一番よく分かっていますよ」
(宗門側の反訳)
「ただ……、真言亡国・禅天魔、法を下げるだけでしょう」
(実際のスピーチ)
「ただ朝起きて『真言亡国・禅天魔』。(笑)法を下げるだけでしょう」
●伝聞による決めつけも撤回
また、宗門は総監名で出した公式文書であるにもかかわらず、根拠のない伝聞をもとにして、池田名誉会長を批判していた。非常に悪意のある行為である。そしてそのことを以下のように、学会に指摘され、結局、宗門は撤回したのである。
(宗門側の主張)
「11・16以後の池田名誉会長の発言として、大聖人と親鸞のイメージを比較し、『親鸞は親しみやすく、大聖人は強いイメージがあり、これではこれからの折伏ができない』として、『親鸞のイメージのごとき親しみが、これからの折伏の条件』のように言われ、『大聖人の慈悲深い面をもっと表面に出したり、法門の中にもよいことがあるので、それを判りやすく説く私のスピーチを元にするよう』に、と言われたそうです。」(「お尋ね」)
(創価学会側の主張)
「親鸞の件については、名誉会長が、いつ、どこで、誰に、どういう内容で言ったのか。この点について、総監より、是非とも責任ある回答をお示しいただきたい。」(「『お尋ね』に対する回答」)
(宗門側の返答)
「確かな筋から聞いたことではありますが、これを提出した人を証人にすることは現時点では困難であり、出処を明かせませんので、今回はこの件について『お尋ね』を撤回いたします」(「『お尋ね』に対する回答」についての指摘)
●「お尋ね」の重大な質問部分を撤回し、総講頭罷免の根拠は崩れた
宗門は「お尋ね」の重大な質問部分を撤回し、総講頭罷免の根拠は崩れたことになった。しかし、宗門は簡単な文書での謝罪と撤回をしただけで、総講頭罷免の撤回はなかった。
結局、この「お尋ね」文書は何だったのか。日顕の真意は、回答を求めるのではなく、はじめから池田名誉会長に謝罪させて「処分」するという悪意のうえに作られたものだ。この文書こそ「C作戦」という陰謀があったことを裏付けるものである。(続く)