新改革通信 第166号 令和4年11月27日 創価学会から離れ、信心の血脈を失った日蓮正宗(上)

新改革通信 第166号 令和4年11月27日

創価学会から離れ、信心の血脈を失った日蓮正宗(上)

嫉妬に狂った日顕による「破門」は
「法華経の行者」への迫害

●御書に照らして創価学会を破門する理由がなかった宗門

平成3年11月28日、日蓮正宗が創価学会に「破門通告書」を送り付けた。16ページに及ぶ文書であったが、その中に御書の御文は一片も書かれていない。すなわち、御書に照らして創価学会を破門できる理由がなかったということだ。
池田名誉会長に嫉妬した日顕が自分の権威を守るために、創価学会を追放したのだから、これは「僭聖増上慢」による法華経を弘通する者への迫害である。だから、創価学会は“日顕らの権威主義の呪縛から解き放たれ”という意味で「魂の独立記念日」と宣言した。

●正当な理由もなく行われた法華講総講頭の罷免

宗門問題の直接の発端となったのは、宗門が藤本総監名で、平成2年12月16日付で「お尋ね」と題する一方的な詰問書を、学会に送付したことであった。これは、その年の11月16日に行われた創価学会の本部幹部会での池田名誉会長のスピーチのなかに、法主や宗門僧侶を批判する発言があったとして、釈明の回答を求めるものであった。
創価学会側は、この文書の前提になっているテープの出所が不明で、改ざんされた恐れもあると話し合いを要望した。ところが、宗門側は話し合いを拒否して、文書による回答を執拗に迫ったのである。そして宗門はこの「お尋ね」文書の11日後の12月27日、臨時宗会を開いて池田名誉会長の「法華講総講頭」解任を行った。明らかに意図的な処分であった。
ところが、「お尋ね」文書のなかに、テープの反訳を意図的に改ざんした箇所が含まれていたことが明らかになり、宗門は、平成3年1月12日、謝罪と撤回を余儀なくされた。この時点で、宗門が池田名誉会長を批判する理由は失われていた。ところが、池田名誉会長の「法華講総講頭」の罷免が撤回されることはなかった。

●池田名誉会長が自分よりも上であることが「許されるのか!」と激怒した日顕

平成3年11月2日、岡崎雄毅住職が本山・大奥で日顕と対面した。その際に、日顕は、右手の拳骨を出して「いいか、これが池田だ」と言い、次に左手の拳骨を出して「これがワシだ」と言いながら、右手(池田名誉会長)を上にして次のように怒鳴り散らした。
「今、こういう状態(筆者注 自分よりも池田名誉会長が上)になっているのだ。これでいいのか! これが許されるのか!」
 日顕自ら、池田名誉会長に対する醜い嫉妬の姿をさらけ出した瞬間であった。日顕はただただ、「自分よりも池田名誉会長が上」ということが許せなかっただけなのだ。(続く)

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