日蓮正宗問題研究3 – 信徒欺く法主絶対の虚構
(2)剥がされた法主の仮面

“現代の大聖人様”を装う日顕法主 (昭和61年11月20日 御大会)

“現代の大聖人様”を装う日顕法主 (昭和61年11月20日 御大会)

 まずは、二枚の写真を見比べて頂きたいと思います。右の写真は昭和61年11月20日、21日、総本山大石寺で奉修された宗門恒例の、宗祖日蓮大聖人御大会での日顕法主。かたや右下の写真は、芸妓衆に取り囲まれて満面に笑みを浮かべる、いかにも粋筋通らしき老人の姿。いずれも同一人物のスナップ。しかも、それは本山での御大会の翌日11月22日の光景であります。この一見結び付きがたいコントラストを理解してこそ、はじめて日顕法主の実像に迫れるといえましょう。つまり、ひとたび「聖」なる法主の仮面を取れば、日顕氏は「俗よりも俗」っぽい遊び人に変身するわけであります。

東京・赤坂の高級料亭で芸者衆に囲まれ、御満悦の日顕法主(昭和61年11月22日)

東京・赤坂の高級料亭で芸者衆に 囲まれ、御満悦の日顕法主 (昭和61年11月22日)

 当然のことながら、純粋な信徒の方々は、「不二の尊体」たる神々しいばかりの日顕法主の方を伏し拝み、生き仏のごとく信じこまされている有様です。しかし、日顕法主が昔からの遊び人であることは、決して公にしてはならない、しかし宗内では、つとに有名な話だったのであります。法主になっても「持病」の芸者遊びが治まらない浮蔵主(うきぞうす=道楽坊主)――社会的にはじつのところ低次元な話ではありますが、これが中堅以上の僧侶ならだれでも知っている日顕法主の正体に他ならないのであります。

 この写真は「創価新報」に掲載されたもの。これについて日顕法主は、平成4年12月6日に法華講の参詣者に対し、「『創価新報』に私が芸者に取り囲まれている写真が大きく掲載されていた。あれは『合成写真だ』と皆も言っている。専門家の目から見ても合成らしいね。私も全く記憶にないんだもん。あったら覚えていますよね。(中略)創価学会のいっていることは、全部、インチキなんだよ」と述べていました。つまり、芸者とこのような写真は撮っていないと言い張ったのです。これを受け、宗門機関紙は、「露呈した創価新報の写真偽造!!」などと盛んに報道しましたが、後にこれは法主の虚言であることが明らかになってしまいました。