新・改革通信 107号(2011.07.17) 日蓮正宗の”狂信パンフ”。”日蓮正宗に帰依しなければ大震災が起こる”と人々を脅し、法を下げる宗門!

三月十一日の東日本大震災からすでに四か月が過ぎた。世界中の人々が被災地の復興のために祈りを捧げ、様々な支援が続けられている。

 そのような状況の中で「日蓮正宗」は「法華経の大良薬を以て此の大難をば治すべし・悲惨な災害を繰り返さないために・」と題したパンフを作成して配布しているが、その内容は被災者の恐怖をあおり立てる、反社会的なものだ。

極端な思想を説く、カルト的な日蓮正宗
彼らはパンフの中で

「このような災難が二度と起こらないよう、今こそ御本仏大聖人の教えにしたがい、邪宗・謗法を捨てて、南無妙法蓮華経の正法に帰依していくべきです。」

と述べているが、これを読んだ世間の人々は何と思うであろうか。

 おそらく、”この宗教に帰依しなければ、また大震災が起こる”と、民衆の恐怖をあおり立てる”恐ろしいカルト的な宗派”と感じるだろう。

 たしかに、大聖人は『立正安国論』の中で災害の原因を「世皆正に背き人悉く悪に帰す」と述べられている。

 しかし、ここで一番肝心なことは、一体、何が「正」で、何が「悪」なのかということである。そこを明らかにしなければ、かえって、人びとに誤解を与え、大聖人の仏法を下げてしまうことになる。

民衆の自立を阻む教えを説く僧こそ「悪」
 「法華経」の偉大さは、凡夫の生命の中に、最高の可能性とも言える仏の生命が具わることを明かしたことである。決して、特別な存在に依存するのではなく、自らの生命の可能性を開いて宿業を転換していく。そして、自分自身が自立した生き方をするだけでなく、他者にも自立の道を教えていくという菩薩の生き方を説いているのが「法華経」である。

 ところが、大聖人の時代の僧らは、衣の権威を振りかざし、人びとを僧や寺院に依存させる教えを説いて、供養を搾取していた。僧侶が民衆の自立を阻み、権威や恐怖で支配しようしていたのだ。だからこそ、大聖人は「悪侶を誡めずんば豈善事を成さんや」と喝破されたのだ。

 すなわち、大聖人が示された「正」とは、民衆の自立を説く哲理であり、「悪」とはその逆に民衆を隷属して利用する教えであり、それを説く悪侶である。

大聖人を迫害した者たちと、同じ側にいる日蓮正宗
 大聖人は「日本国の一切衆生に法華経を信ぜしめて仏に成る血脈を継がしめんとするに」と仰せのごとく、民衆の一人一人が「法華経」に説かれる自立の哲学を実践できるように、御本尊を顕わされた。

 そしてその結果、「還つて日蓮を種種の難に合せ」と続いているように、民衆の自立を厭う者たちから迫害されたのだ。

 当時の僧らは”僧や寺に供養すれば功徳がある”と説き、民衆を弱い立場に貶めていた。そのような時代の中で、大聖人は”南無妙法蓮華経と唱えれば、誰でも成仏できる”と説いたのである。だから、他宗の僧らは”そんな教えが広まれば、僧や寺に供養する者が減ってしまう”と恐れたのだ。

『法華経勧持品』に出てくる僣聖増上慢の特徴にも「利養に貪著するが故に」「此の諸の比丘等は利養を貪らんが為めの故に」と、供養に執着する悪侶の本質が説かれている。

 今の日蓮正宗も全く同じ姿である。例えば、彼らは江戸時代の檀家制度を現代に復活させたように、”僧侶の引導がなければ成仏できない”などと信徒を脅す。彼らは、僧侶を通さないと成仏できないと、常に信徒と本尊の間に立ちはだかろうとする。

 彼らが創価学会の「友人葬」を非難するのは、僧侶の仕事を奪われ、供養がなくなることを恐れているからだ。だから、彼らは常に”在家の分際で”と、僧俗差別を説いて、自分たちの権威を守ろうとする。

民衆を卑下する日顕ら悪侶こそ「一凶」
 どの時代でも、常に民衆を苦しめてきたのは、”悪しき権威”と”理由なき差別”である。
 宗門問題の本質も同じである。日顕は法主の権威で信徒をひれ伏せさせようとし、歯向かう者を容赦なく切り捨てた。

 民衆を”ボンクラ”と呼んで蔑み、創価学会の未曾有の広宣流布の運動に感謝することもなく、逆に「ワシが許可をしてやったんだ」と増上慢の暴言を吐いた。

 日顕の本質は、まさに”悪しき権威”と”差別”であり、禁じるべき「一凶」なのだ。

 今、「法主絶対」を説く宗門の僧侶は、法主を絶対化することにより、自分たちもそこに連なる存在として、衣の権威を作り上げている。すなわち、自分の身を守るために法主を利用しているに過ぎない。

 彼らの目的は金銭の供養であり、信徒から供養を搾取するために僧俗差別を説き、権威で抵抗を防いでいる。そういう意味では、日蓮正宗そのものが悪侶の巣窟であり、民衆を苦しめる「一凶」となり果てているのである。(編集部)

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