日蓮正宗問題研究4 – 管長の謀略と嘘を裏付ける資料が発覚
(5)残虐極まりない「C作戦」の内容

 このように、様々な証言や物証、そして現実の宗門の行動の上から、日顕法主が首謀者となって「C作戦」を計画、実行したことは確実な情勢となりました。「C作戦」は実在したのです。

 そこで、問題になってくるのは、「C作戦」自体の謀略性であり、あまりに非人道的な内容です。宗門僧侶の一部には「別にC作戦があったっていいじゃないか。切られるような学会が悪いのだ」と開き直っている僧侶もいるようですが、「C作戦」を認めることは即人間失格・僧侶失格につながるのです。そもそも「C作戦」の目的には、公表されている原案に、

池田名誉会長を総講頭職から解任し、日蓮正宗は創価学会とは無縁の団体であることを一般世間に公表し、創価学会組織の徹底壊滅を図り

 とあります。はじめから学会壊滅こそが目的であり、恐るべき「仏法破壊の指令書」であります。しかも、その内容たるや、およそ宗教者らしからぬ残虐さで貫かれています。例えば、第二段階で学会最高幹部に宗門から通告書を突き付けることになっていますが、その通告する内容は、

できるだけ学会側が受け入れ難い内容とすることが望ましい。

 と綴られており、最初から学会に話し合いや教導の余地すら与えることなく、一方的に切り捨てようとしていたのです。まさに無慈悲極まりない「カット」作戦なのです。また、C作戦決行に伴って、

かなりの数の末寺の住職・寺族に殉教者が出ることが予想される。
学会員の中には、ノイローゼ状態に陥り、自殺・一家心中等の不幸が起きる可能性がある。

 などと宗門、学会の双方に死者が出ることまで予期し、それでも学会破壊の野望を遂げようとしています。まともな神経の持ち主なら考えもしない妄想であり、自分たちさえよければ、後はどうなろうと構わないとする、恐るべき冷酷さと言わねばなりません。