日蓮正宗問題研究1 – 法主の謀略『C作戦』
(5)恐るべき二枚舌…日顕法主の詐欺行為

 日顕法主は、陰で今か今かと謀略決行の時機を伺いつつ、表面上は何食わぬ顔で学会と名誉会長の功績をほめ称え、ギリギリまで学会から供養や寺院の寄進を受けて、いわば敵の金で戦闘資金を貯め込んでいたのである。呆れるばかりの詐欺行為と言わねばならない。日顕法主の二枚舌ぶりは、作戦が決行される直前、創価学会発行の月刊誌『大白蓮華』の平成3年新年号へ寄稿した、次の「新年の辞」に明らかである。

 

 創価学会創立六十一年の出発に当たり、私ども宗門においても、心からその功績を賛嘆いたします。
 戸田先生の逝去後、間もなく、第三代会長の任に就かれた池田先生は、鉄桶の組織と当千の人材を見事に活用され、且つ、信心根本の巧みな指導をもって国内広布の大前進を図り、十倍ともいうべき多大の増加を来したことは、耳目に新しいところであります。
 特に、池田先生の指揮において大書すべきは、戦後の世界的な移動交流のなかで、各国に広まった信徒の方々を組織化した、世界広布への大前進が図られたことであります。今日、地球的規模による広布の着々たる進展がみられることは、撰時抄の御金言のごとく、実に広布史上すばらしいことと思います。
 また、戸田先生のころより始まった総本山への諸供養や末寺寄進は、池田先生によって本格的に行われ、先師日達上人の数々の言辞が残っております。
(『大白蓮華』誌・平成3年1月号より抜粋)